ストレスの闇と向き合う-心身への悪影響とその乗り越え方

-この記事は、十分な医学知見をもった医学博士である筆者が、正確な医療情報を基に執筆しています。-

ストレスとは何か?

ストレスは生活の中で避けられないものであり、短期的なものであれば刺激や、やる気の源となり得ます。しかし、長期間にわたる慢性的なストレスは身体や精神に深刻な悪影響を与える可能性があります。

心身への悪影響

免疫機能の低下:慢性的なストレスは免疫機能を低下させ、感染症やその他の疾患への抵抗力を弱める可能性があります。体調不良や風邪の発症リスクが上がります。
心血管系への負担:ストレスは血圧や心拍数を上昇させ、動脈硬化や心疾患のリスクを増加させる可能性があります。
消化器官への影響:ストレスは胃酸分泌を増加させ、胃腸の不調や消化器系のトラブルを引き起こすことがあります。
精神的な不調:長期的なストレスは不安やうつ病などの精神的な不調を引き起こすことがあり、生活の質を低下させます。

ストレスが引き起こす具体的な症状

不眠症:ストレスによって引き起こされる緊張や不安が、入眠や深い睡眠を妨げることがあります。
頭痛や筋肉痛:緊張やストレスにより、頭痛や肩こり、筋肉の痛みが発生することがあります。
集中力の低下:ストレスは脳の機能にも悪影響を及ぼし、集中力の低下や記憶力の減退を引き起こすことがあります。
食欲の変化:ストレスによって食欲が増進したり、逆に減退することがあり、体重の大きな変動や栄養不足が生じる可能性があります。

ストレスが引き起こす生活習慣の乱れ

不摂生な食生活:ストレスにより食欲が変動することで、無理な食事制限や過食が生じ、不摂生な食生活に陥ることがあります。
運動不足:ストレスの影響で体力や気力が低下し、運動不足に陥ることがあります。これが生活習慣病の原因になります。
依存症の増加:ストレスからの逃避手段として、アルコールやタバコ、過度な飲食、ゲームなどへの依存が増加することがあります。

ストレスの乗り越え方

リラックス法の活用:ヨガやピラティスなどのリラックス法を積極的に取り入れることで、身体と心の緊張を解放できます。
適切な運動:運動はストレスホルモンの分泌を抑制し、エンドルフィンの放出を促進するため、身体のストレスを軽減してくれます。適度な運動習慣を身につけましょう。
良質な睡眠:睡眠はストレスの蓄積を解消するために重要です。規則正しい生活習慣や睡眠環境の整備を心がけましょう。
ストレスの原因の洗い出し:ストレスの原因を特定し、それに対する対策や改善策を検討することが大切です。問題を解決することでストレスの軽減が期待できます。
コミュニケーションの重要性:感情や悩みを人に話すことで、心の中のストレスを軽減できます。信頼できる友人や家族とのコミュニケーションを大切にしましょう。

プロのサポートを受ける

カウンセリングや心理療法:プロのカウンセラーや心理療法士のもとでストレスの解消に取り組むことが有益です。
医師の診断と助言:長期的かつ激しいストレスには、医師の診察を受けることが重要です。適切な治療法や薬物療法の助言を得ることで、効果的なストレスへの対処が可能になります。

自己ケアと効果的なストレス管理

慢性的なストレスは心身に深刻な悪影響を及ぼす可能性がありますが、適切なケアと管理を行うことで克服することができます。自己ケアの重要性を理解し、リラックス法や運動、適切な休息を取り入れつつ、プロのサポートを受けることで、健康な生活を築く手助けとなるでしょう。自分の心と体に対する理解を深め、ストレスとの向き合い方を見つけ出すことが、健康で充実した日々を送る秘訣となります。

医学博士がこっそり教える、失敗しない「本当に良い歯医者さん」の選び方。

歯医者さん探しって本当に難しい。

皆さん、こんにちは。

皆さんは虫歯になってしまった時、歯の定期検診、歯列矯正をする時、どこの歯医者さんに行くか、どうやって決めていますか?

虫歯治療のために歯医者さんに行ったは良いが、行くたびに少しだけ治療をして、2カ月も3カ月もかけて治療するような歯医者さんは絶対に私は行きたくありません。

そんな歯医者さんに通っている方はいませんか?

すぐに、別の歯医者さん探しを始めましょう。

今回は、医学博士の視点から、失敗しない「本当に良い歯医者さん」の選び方を書いていこうと思います。

歯医者さんの紹介ページをチェック!

まずは、歯医者さんのホームページをチェックしてみましょう。

ホームページが充実しているということは、患者さんが求めているサービスを理解しようと少しでも努力している証拠といえるでしょう。

また、最近の流行にも敏感で、歯医者さんとしての新しい情報や、新しい手技を、日々アップデートしようとしているという証拠でもあります。

歯医者さんの出身大学をチェック!

次に、歯医者さんの自己紹介ページを探し、歯医者さんの出身大学を調べてみましょう。

高偏差値の大学になればなるほど、歯医者さんの知識も技術レベルも高いと考えて間違いありません。

歯医者さんは自分が良い大学を出ていれば、絶対に出身大学を自己紹介ページに書きます。

逆に、自己紹介ページに出身大学を書いていない歯医者さんは、出身大学に自信がない可能性があるので避けましょう。

誤解を恐れずに言うなら、歯医者さんが通う歯学部より、お医者さんが通う医学部の方が、圧倒的に難しいです。

そして、歯学部の中には、驚くほど偏差値の低い大学が存在していますが、個人的には、そのような大学を出た歯医者さんには絶対に行きたくありません。

(もちろん、医学部にも難しい大学と、難しくない大学はありますが…)

歯医者さんが卒業した大学名を調べると、その歯医者さんの能力がある程度予想できるでしょう。

歯医者さんの認定医・専門医・指導医経歴をチェック!

次に、歯医者さんの自己紹介ページに、認定医・専門医・指導医という言葉が出てくると思いますので、どのような認定医・専門医・指導医の経歴を持っているのか調べましょう。

認定医・専門医・指導医というのは、歯医者さんが所属する学会が出している資格のようなもので、講習を受けたり、学会に参加したり、一定の実務が必要だったり、取得するために少なくとも数年かかります。

毎日、診療や研究で忙しいにもかかわらず、それらの資格を取得するのはなかなか簡単ではありません。

そのような認定医・専門医・指導医の資格を多く取得している歯医者さんほど、知識も技術レベルも高いといえます。

大学病院など大きな病院の近くの歯医者さんを探そう!

次に歯医者さんの場所を調べてみましょう。

私の経験上、大学病院など大きな病院の近くにある歯医者さんがオススメです。

お医者さんも虫歯になって、歯医者さんに行かなければいけないことがあります。

大学病院で働くお医者さんは、診療、当直、オペ、研究と、忙しい毎日を送っています。

忙しい中で時間を見つけて歯医者に行くので、歯医者さんに急ぎでお願いすることが多く、歯医者さんも大学病院のお医者さんが来たときは、できるだけ早く正確に治療をするようにします。

大学病院の近くの歯医者さんは、大学病院で働いているお医者さんが来ることがあるので、中途半端な知識や技術ではまったくやっていけません。

そんなわけで、大学病院の近くの歯医者さんは要求されるレベルが高いため、知識も技術レベルも高いといえます。

かかりつけのお医者さんに紹介してもらおう!

お医者さんは、歯医者さんを選ぶ時、ここまでのチェックポイントを必ずチェックしています。

また、あそこの歯医者さんは良いとか、あそこの歯医者さんは良くないという情報を、お医者さん同士で共有しています。

そのため、良い歯医者さんを聞くなら、お医者さんに聞くのが一番です。

かかりつけのお医者さんに、「どこか良い歯医者さん教えてもらえませんか?」と尋ねてみるのをオススメします。

最後は実際に行ってみて、人間性をチェックしましょう!

ここまで書いてきた歯医者さんの選び方は、あくまでも、知識と技術レベルが高い歯医者さんを見つける方法になります。

おそらく、ここまでのチェックポイントを全部クリアする歯医者さんは、超ハイレベルの歯医者さんです。

しかし、知識や技術レベルが高くても、言葉が乱暴だったり、コミュニケーションが下手だったり、患者の意向を無視したり、人間性に問題がある歯医者さんでは、本当の意味で「良い歯医者さん」とはいえません

実際に行ってみて、「この先生、手際は良いんだけど、ちょっと性格に問題あるなぁ」と思った時は、迷わず別の歯医者さんを探しましょう。

今回のチェックポイントで歯医者さん選びで迷っている方が、「本当に良い歯医者さん」に出会えるといいなぁと思っています。

こたつにみかん、実は医学的にも最強の組み合わせだった!

風邪を引かないようにするためには?

皆さん、こんにちは。

寒い日が続き、風邪が流行りはじめましたね。

皆さんは風邪の予防として何をしていますか?

冬は粘膜の機能が低下し風邪を引きやすくなります。

今回は、そんな冬にオススメの風邪の予防法を書いていこうと思います。

風邪の対策には水とビタミンCが一番!

突然ですが、私、実は、医学博士号を持っています。

信じるか、信じないかはあなた次第です!…が、本当なんです。

そんな私が考える最強の風邪対策は、ズバリッ!、ビタミンCです。

こんなことを書くと、「どうせ怪しいサプリメントの広告でしょ?」って思われそうですね。

違います。私は本気です。サプリメントなんて飲みません。

水は水道水で充分ですし、ビタミンCはみかんで充分です。

むしろ、ビタミンCサプリの摂りすぎは吐き気を誘発するという情報もありますし、普段の食事で摂る方が良いと思います。

粘膜がウイルスから体を守ってくれている!

そもそも、なぜ冬になると風邪を引きやすくなるんでしょう?

冬になると風邪を引きやすくなる理由、それは「寒さ」です。

体が寒さを感じると、体温が外に逃げるのを防ぐために体中の毛穴を閉じます。

寒いときにブルっとなって、鳥肌が立つのはそのためです。

毛穴を閉じると体の表面から体温が逃げにくくなりますが、同時に、水蒸気皮脂分も出にくくなります。

冬になるとお肌がカサカサになるのは、空気の乾燥もありますが、肌の皮脂分が少なくなるのもひとつの原因です。

体をウイルスから守っている粘膜でも同じことが起こって、粘膜の機能が弱まります。

うるおいのある健康な粘膜は、ベタベタの表面でウイルスを捕まえ、免疫物質で感染力を奪って、ウイルスが感染できなくしています。

うるおいを失った粘膜は、ウイルスを捕まえる力が低下し、ウイルスの感染を防ぐことができなくなってしまいます。

その結果、冬は風邪を引きやすくなってしまうのです。

一つ目のキーワードは「水」!

では、風邪を引かないようにするにはどうすれば良いのでしょうか?

一つ目のキーワードは「」、ウイルスをこまめに「」で洗い流すことです。

手に付いたウイルスは手洗いで、のどに付いたウイルスはうがいで洗い流しましょう。

そして、粘膜のうるおいをキープし、のどに付いたウイルスを洗い流すために、こまめに水を飲みましょう。

水と一緒に飲み込んで胃の中に入ったウイルスは、胃酸の働きで死んでしまうので感染することはありません。

特に、外出時は、寒さで粘膜の働きが弱まり、ウイルスが手やのどに付きやすく、水で洗い流す機会も減ってしまいます。

外出時は、特に気をつけて、こまめに手洗いをし、こまめに水を飲みましょう。

二つ目のキーワードは「ビタミンC」!

そして、もう一つのキーワードは「ビタミンC」です。

ビタミンCは、人間にとって非常に重要な栄養素で、ビタミンCが不足すると体中の粘膜がボロボロになってしまいます。

人間の皮ふはコラーゲンという素材でできていますが、ビタミンCはコラーゲンを作り出す時に重要な役割をしています。

体をウイルスから守ってくれる粘膜もコラーゲンが主な素材なので、ビタミンCが不足すると、

ビタミンC不足 → コラーゲン不足 → 粘膜スカスカ → 防御力ダウン → 風邪を引くということになってしまうのです。

ビタミンCを多く含む食材を食べよう!

では、ビタミンCを多く含んでいる食べ物は何でしょう?

ビタミンCといえばレモン!…でもスッパすぎてそんなにたくさんは食べられない!と、お考えの皆さま!それは全くの誤解です。

実は、レモンのスッパさはビタミンCではなく、レモンに含まれるクエン酸のスッパさです。

ビタミンCを多く含んでいる=スッパい というのは、全くの誤解です。

もちろんレモンにもビタミンCはたくさん含まれていますが、飛び抜けて多いというわけではありません。

では、もっとクセが無く、おいしくパクパク食べられる物はないのでしょうか?

大人の1日のビタミンC摂取量の目安は100mgですが、ビタミンCを1日100mg摂ろうと思うと、レモン果汁コップ1杯(スッパ過ぎて無理…)、みかん4個(ちょっと多いなぁ…)、いちご10個(毎日だとちょっと高いなぁ…)です。

他に、現実的なところでいうと、柿1個、キウイフルーツ2個、ゴーヤ半分あたりでしょうか。

さらに、バナナ6本、すいか1玉、さくらんぼ200粒というのもありますが、それだけでおなか一杯になってしまうため、ちょっと現実的ではないですね…。

実はあと二つ、ビタミンCをたくさん含んでいる食べ物があります。

それは、パプリカ(赤&黄ピーマン)とカリフラワーorブロッコリーです。

なんと、1日100mgをパプリカはたった1個で、カリフラワーorブロッコリーは半株でクリアできてしまいます。

このように見てくると、ビタミンCを無理なく食事で摂ろうと思うと、パプリカ、カリフラワー、ブロッコリー、柿、いちご、みかんを、毎日の食事の中に取り入れるのが良いという結論になりそうです。

野菜嫌いの人やお子さんのことを考えると、残るのはみかんかいちごということになり、セレブは「暖炉でいちご」、私たち庶民は「こたつでみかん」ということになりますね。

確かに「こたつでみかん」は、体を冷やさず温めながら、ビタミンCも補給する、風邪対策には最強の組み合わせですね。

「こたつでみかん」…も、もちろん良いですが、私のオススメは「パプリカとカリフラワーのディップ」です。

今日の晩ごはんは、パプリカ、カリフラワー、ブロッコリー、ローストポテト、フランスパンを、いろいろなディップソースで食べる、野菜ディップのビュッフェにしようと思います。

「うがい!手洗い!こまめに水飲み!こたつでみかん4個!」と覚えよう!

今回、新しく学んだことを取り入れ、「こたつでみかん」ではなく、「うがい!手洗い!こまめに水飲み!こたつでみかん4個!」と覚えて下さい。

皆さんも、「うがい!手洗い!こまめに水飲み!こたつでみかん4個!」で、今年の冬も風邪知らずで乗り切って下さいね。